EQ(心の知能指数)とIQ(知能指数)
EQは「Emotional Intelligence=情動知能」の略。そのまま略せば「EI」ですが、知的能力を示す「IQ(Intelligence Quotient=知能指数)との比較から、「EQ=心の知能指数」という表現が広く流通するようになりました。
EQが高いということは、簡単にいえば、自らの感情の動きを知り、それをコントロールして上手に利用できる「心の知性」が高いということ。それによって、自らの能力を最大限に生かすことの出来るようになります。
もしEQが低ければ、仮にIQが高くてもその能力を十分に 生かすことはできない
一般に知能(IQ)が高ければ物事を正確に処理することができ、仕事が出来る人だと思われがちです。しかし、些細な事に動揺したり、怒ったり、他人の感情に鈍感で全く考慮しないなど、社会的知性が欠けている(=EQが低い)人だったらどうでしょうか。
また人間は、心理的な動揺や極度の緊張状態にあると、論理的思考力、記憶力、集中力、判断力、学習能力が低下して、本来の能力が発揮できなくなります。
いざというときにその能力が充分に発揮できないのであれば、せっかくIQが高くても、宝の持ち腐れになってしまいます。
EQ・心の知能指数を高めることはそれぞれが持っている知識や技術、才能などを最大限に活かすための、そしてより良き人間関係を築くための最も重要なポイントなのです。